ラーメンとうどん・そばの佇まいと2019年も終わり
すっかり寒くなったので温かい話を。(写真のラーメンは「本家第一旭」)
京都は意外と思う人もいるかもしれませんが、日本有数のラーメンの街でもあります。京料理や和菓子よりも今やぐっと身近で、ラーメン、うどん、そば屋。そしてなぜかお好み焼き屋が多い。 私の地元,下京には「本家第一旭」「新福菜館」といったお店は特に有名です。
天下一品も餃子の王将や横綱も京都が発祥で、あっさりからこってりと幅広いですが、私はあっさり醤油系が好みです。醤油系以外だと木屋町にある「博多長浜ラーメン」は私の両親が生まれた頃には既にあったという豚骨ラーメン店。こってり濃厚なラーメンで有名です。
うどん・そば屋は漢字表記のお店(例.力餅,等)庶民的なお店に行かれるとよろしいかと思います。そういったお店には、必ず、丼ものがあり、中華そば、おはぎもあります。うどんは讃岐うどんのように腰の強いものではなく、舌で切れるレベルのふにゃっとしたもの。出汁も底が見えるぐらいの薄さでこれを最後まですする。麺類はいずれも九条ネギに限る。と麺類にはいくらかこだわりがあったりします。
京都人がなぜラーメンやうどん、そば好きなのか? 京都は職人の街でもあり、作業の合間の食事に手をかけず、手軽にさっさと食べられるものが好まれる。これはパンに関しても同様です。おっとりとみられるけど、実はいらち(短気,せっかち)なところもあるので、この条件にぴったりと合うのがラーメン、うどん、そばなのです。
特にラーメンは京都の伝統と革新の革新を担う食と言えるのかもしれません。
2019年もまもなく終わる。今年は元号が平成から令和に改元され、新時代の幕開けとなりました。同時に祇園祭創始1150周年という記念すべき一年であった一方、悲しい事件、困難を極める出来事も起こりました。
2019年に24になりましたが、24歳という年齢はMr.Childrenの桜井和寿氏が「innocent world」を書いたのと同じ年齢なんだそうです。(平成ヒット曲史参照)
息苦しい、困難な時代ですが、自分の身近な人、物を大切にして生きていきたいものです。
そう「切ないが、前へ進む」