2018-01-01から1年間の記事一覧
今年は災害が多く、清水寺で発表された「災」という一文字が全体的にネガティブな1年であったような印象ですが、私は相変わらず地味ながらも生活を送っている。今月、東京、福岡二度の地方出張があり、一番多忙だったが、なんとか乗り切れた。 今年は新しい…
いくつかメディアでも取り上げられましたが、京都市が景観政策を見直すというニュースがあったので私の雑感を。 京都は千二百年以上の歴史がある都市ですが、それは同時に東京以上にスクラップ&ビルドを繰り返してきた都市です。京都は景観条例で高さや看板…
秋になりますと京都を訪れる方もおられるかと思います。 そこで、今回は京都を移動するにはどうすればいいか少しだけコツみたいなことを書いてみたいと思います。様々な問題を抱える京都ですが、実は一番の問題は交通問題。地下鉄が二路線あるとはいえ、お世…
今月1日、京都大学特別教授の本庶佑氏がノーベル医学生理学賞を受賞しました。なぜ京都大学はこれほど多くノーベル賞受賞者を生むのか? それはこの大学は名門校でありながら、教育に不熱心で自由で奇人変人を全国から受け入れるからなのでしょう。大学総長…
左京区を歩くと学生気分に戻ることがある。洛中の町なかと並び、文化的に濃密な地域だからである。左京区といっても、お隣の東山区に近い地域と山間部まで南北に面積が広く、この区だけで大阪市全域よりも広い。この地域は色とりどりだ。叡電が走る地域はえ…
7月、京都は祇園祭の季節。祇園祭にはじまり、祇園祭で終わる月です。 社会に出てから少し距離が生まれてしまいましたが、祇園囃子を聴くと頭からつま先までこの音色、血統が流れているのだと気づかされます。 灯りと祇園囃子の連続、先に行くほどそれはより…
今月私は23歳になった。 十代というものが一つ歳を重ねるごとに遠くなっていく。年齢を重ねるごとに年齢というものは単なる数字記号に過ぎないと思うことがある。 京美人に年齢は関係なくても、京おんなというものは年齢を重ねていかないと京おんなにはなら…
明治維新は京都にとって史上最大の危機だった。明治天皇が東国へ行幸し、ついにそのまま帰って来られなかった。戦国の動乱であっても亡命を繰り返す愚かな将軍をしり目に天皇だけは京都を絶対に動かなかった。政治の中心が実質的に江戸に移っても。その天皇…
今週のお題「京都」 京都中華思想と首都意識 日本の首都は? と質問されたら多くの人は「東京」と答える。京の町なかで生まれ育った私も間違いなく東京と答えるでしょう。しかし、京都は今でも日本の都と言われる。これはどうしてでしょうか? 「京都」とい…
(法観寺八坂の塔 京都市東山区) 他所の地域からやってきた観光客と京都市民の意識には大きなズレがあります。 京都といいますと、歴史ある寺社をはじめとする文化財があり、魅力が多くあるのは事実。しかし我々京都人は世代を問わず、観光というものに対し…
明けましておめでとうございます。2018年がスタートしました。 今年もよろしくお願いします。 (写真は八坂神社西楼門から四条通を望む) お題「初詣」 1月三が日は家にこもりっきりの状態だったけど、初詣に行くことにした。私の住む京の町なかから一日乗車…